お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣(にしのあきひろ)さんが2020年1月30日、急展開で吉本興業を退社した報道は驚きでしたよね!
あれから数日が経ち、西野さんもいろいろなところで情報を発信。絵本の映画化で奔走する渦中に何があったのか?
事の発端となったマネージャーとのLINEやり取りから、今後の『キングコング』の活動まで追ってみました!
キンコン西野が激怒したLINEの内容とは?
西野さんは1月27日に製作総指揮・脚本・原作を務めるアニメ映画『えんとつ町のプペル』のことについて、マネージャーと関係者とのグループLINE画像を公開!
マネージャーの対応に不満が爆発したのか、「そりゃ、辞めるタレントが続出するよね。」と吉本興業に対して辛めのコメントをしています。
その後、西野さんは急に吉本興業を退社する可能性があることを報告!
「退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています。くれぐれも『トラブルが原因』とかじゃないっす!」と投稿したんです。
しばらくすると次のように続けて投稿。
「とりあえず吉本興業には『今の形を改めないと辞めます』という話をさせていただきました。安心してください。オラオラした感じでは言ってなくて、『この状態だとお互い得をしないよね』という、ものすごく落ち着いた話し合いです。」
あくまでも大人なビジネスの話し合いをしていると説明していましたが、この後に相当お怒りな様子の投稿をされています。
そしてこのやり取りがあった数日後に西野さんは吉本興業を退社することに。。
まさに怒涛の展開ですよね!
ただ西野さん本人は、今回のLINE公開がきっかけで退社することになったのではないとブログで語っています。どのような問題があったのか見ていきましょう。
キンコン西野「メディアに露出することが活動の軸じゃない」
西野さんは吉本興業を退所後に、「吉本興業を退社した今の気持ち」というタイトルでブログを更新しています。根も葉もないうわさ話ではなく、事実を伝えたいとの気持ちで書いたよう!
「今回よくなかったなぁと反省しているのが、このタイミングでマネージャーとのLINEをSNSに出しちゃったこと。それで言うと、ぶっちゃけ、これまでも出しちゃっていたし、逆に僕もスタッフに出されていたのですが……(中略)」
「道徳的にもタイミング的にも出すべきではなかったと思っています。」と今回の件が特別なことではなかったものの、退所を示唆した渦中の行動としては思慮が足らなかったことを素直に反省されています。
その上で「退社の理由は何なのか?」について、「今、僕はメディアに露出することが活動の軸じゃないんです。そもそも、そんな才能もありませんし。」とした上で、次のように言っています。
「多くの仕事を、吉本興業ではなくて、自分の会社でハンドリングしていて、予算を集めるところから、スタッフを集めるとことから、制作・運営・マーケティングを自分達でやっているんです。」
西野さんは吉本興業と離れたところで3~4年かかる長期の仕事が増えているそうで、マネージャーが1年おきで入れ替わったりする体制に無理があると感じていたとのこと。
「仕事が大きくなればなるほど、自分の活動内容と、吉本のマネージメントの仕組みが、マッチしなくなってきてはいました。」
「大前提として(!)吉本興業は『お笑い芸人をサポートする会社』なので、お笑い芸人以外の活動が増えてきたら、当然ですが、別のサポート体制が必要になってくるんです。」
「で、『もっともっと良い形はないかなぁ?』と話し合って、『西野個人のマネージメントに関しては、西野の会社でおこなう』という今回の結論に至りました。」とお笑い以外の仕事に関するサポート体制を整えるために退社したようなんです。
さらに2月5日のブログでも「マネージャー」が原因だったと言っています!
『僕が「このまま戦場に出ちゃうと負けちゃうなぁ」と思ったのは、担当マネージャーがコロコロ変わってしまうところで、メディアの露出量よりも、そこの条件を整理する方が優先度が高かったんです。』
これまでの西野さんの意見は理解できますが、なぜ西野さんの担当マネージャーはコロコロ変わったのか?
この部分が明らかにならないと「パワハラがあったのでは?」というような憶測が続きますよね。。マネージャーからの見解も吉本興業からはっきりと伝えて欲しいです!!
ロンブー敦もキンコン西野に共感「マネージャーが変わるのは不安」
2月1日にロンドンブーツ1号2号の田村敦さんが『キンコン西野の吉本興業退社を受けて。』のタイトルでYouTube動画をアップ。今回の騒動に対してご自身の見解を述べています。
「マネージャーが半年、1年で辞めることにストレスがあって、僕も提言したことがある。(中略)人と人なんで合う合わないが物凄くあって、合う人に毎回ハマればいいですけど、合う人の方が少ないんですよね。」
「吉本のマネジメントシステムの中では、1年から長くても2年で変わってしまうってことがあるので、長くいろんなことをやっていきたいという西野のスタンスとは合わないのかなと。」
吉本興業のマネージャーが短期で変わってしまう不満は、ロンブー敦さんも理解していることなんですね!
ロンブー敦さんもまさに今この問題に直面しているようで、2年経っていいなと思っているマネージャーが変わることに対し「また1からいろんなことを伝えないといけないし、僕と合うか合わないかが不安なところ。」と本音を漏らしていました。
「100万人動員しても失敗」映画の販促急ぐキンコン西野
2020年12月に放送された『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』に出演した西野さんは、絵本『えんとつ町のプペル』がアニメ映画になるまで「構想から8年かかった」と相当な時間を要したことを明かしています。
そしてシビアな金銭事情も告白。
「本当にヤバい相手だなと思ったのは初めて。映画は桁が違う。」
「僕らの映画で言うと、100万人動員しても失敗なんです。製作費がある、それをペイしようとすると、100万人でも赤字。」
「100万人動員したら負けで、もうちょっと呼ばないといけないってなるとちょっと規模が違うんで震えましたね。」
100万人以上を動員しないといけないという緊張感で過ごしていたら、吉本興業のマネージャーとすれ違いが起きるのも納得です。。
キンコン西野の円満退社に松本人志「そんな訳ない」
1月31日の『ワイドナショー』でダウンタウンの松本人志さんは「俺は西野に関しては率直に言って、寂しいけどね。」と退社する後輩芸人への思いを語っています。
一方で「円満にって言ってるけど、円満がこんな急にバタバタ辞める訳がない」というように、円満退社を疑問視している様子が伺えます。
また、吉本興業からの発表が「当社所属キングコング西野亮廣(にしの・あきひろ)について、双方合意の上、2021年1月30日付をもってマネジメント契約を終了しましたのでご報告します」というあまりにも簡素な内容であったことに、先輩芸人の今田耕司さんが『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』で反応!
「普通に考えたら、あの2行は急いでるとしか思えない。俺、女の子をメシに誘ってあのLINEが来たら、これ無理やなって。気ないな、俺に愛情ないなと思う。」と、突然の退社報道に何かしらの問題があった可能性を示唆しています。
やはり先輩芸人から見ても、円満退社には違和感を覚えているようです。。
キングコングの今後は?「吉本の劇場に立つことはしばらくない」
西野さんの相方である『キングコング』の梶原雄太さんは、ご自身のYouTubeで『【緊急動画】西野退所の件で吉本に呼ばれました』というタイトルの動画をアップ。
吉本興業で今後の活動について1時間深く話し合ったと言います。
話し合いが「まったくもめてない」ことを強調していましたね(笑)
吉本からの圧力もまったくなかったようです!
先ず最初に『キングコング』として活動していくのはまったく変わりないと語り、『梶原さんの番組に西野さんが出ること』、『西野さんの番組に梶原さんが出ること』、『吉本の芸人が西野さんと絡むこと』は問題ないようです!
2人でやっている吉本興業のYouTube『毎週キングコング』も、西野さんがゲスト扱いになるが継続するとのこと!
しかし、大きく変わった点もあったようです。
それは吉本の劇場で『キングコング』の漫才が出来なくなったということ。
梶原さんは「西野はやっぱり吉本の人間ではなくなった訳で、(吉本には)所属芸人さんがいっぱいいるワケ。劇場は“吉本の芸人さんを優先に”っていうのは当たり前だと思う。」と、劇場の対応にはしっかりと納得されていました。
梶原さんは続けて「僕はキングコングの梶原雄太なので…漫才大好きやし、今後も西野と漫才やっていきたいし、吉本の劇場でもやりたいと思ってるから」と、今後も吉本の劇場で漫才する日をあきらめず思いを伝え続けたいと意気込みを熱く語っていました!
今後の活動にはすごくポジティブで、次のような目標をもっているようです!
「新しい形を作りたいなって思っているのね。片っぽは吉本で、片っぽ(相方)は独立しているっていう。これを成立させたいなって思ってて。」
『キングコング』は2人とも型にハマらない挑戦を続けていますよね!
これまでにない新たなスタイルで第一線を走る姿を見るのが楽しみです!
今後の活躍を期待しています!